Chaat(チャート)〜インドのスナック

  • 2014.07.23 Wednesday
  • 20:10
今日は、インド料理の先生とランチ。
Chaat(チャート)という、インドの屋台料理スナックを教えてもらいました。
チャートはもともとは南インドの料理ですが、今はインド全体に広まっているそう。
スナックとはいえ、インド人の間では軽食として人気あり。
朝でも昼でも夜でも食べるとのこと。
ランチ時、他のテーブルの方々も、よく見るとそれぞれ好みのチャートを楽しんでいるようでした。

私にとっては久しぶりの未知の味だったので、食べる前からワクワク。


Pani Puri(パニ・プーリ)

小麦粉でてきた小さなプーリの中にはコーン、玉ねぎ、スパイスなどが入っています。



この中に2種類の液体を注いで食べます。

ひとつはPani、パニとは水の意味。
お水にグリーンチリ、コリアンダー、ミント、塩、ドライジンジャーパウダー、クミンパウダーなどを加えたもので、ちょっとタイ料理のヤム(サラダ)の味付けに似ています。

ふたつめはタマリンドとジャグリ(インドの黒砂糖)と水を混ぜたもの
甘さと酸っぱさがいいかんじ。


タマリンドの水を三分の一位注いで、後からパニを好みの辛さ加減で注ぎ、一気に口に入れます。
一気に食べないと水が飛び出してくるので大変です。
パリッという食感のあとに、水分が来るのでおもしろい。
いわゆるカレーの味がしなくてタイ料理の味付けに似ていた(実際使っているものがほぼ同じ)のが新鮮でした。
食べ方にちょっとびっくりしますが、あっさりと美味しいので前菜にもぴったりです。

*タマリンド:豆科の植物。酸味と甘みがある。


4種類のチャート、盛り合わせ



右上:Sev Puri、左上:Dahi Puri、右下:Bhel Puri、左下:Dahi Wada

Sev Puri:
プーリの上に、細かく切ったトマト、玉ねぎ、青いマンゴーなどにチャツネなどで味付け、揚げたスパイス味の春雨(Sev)をのせたもの。

Dahi Puri:
プーリの上にトマト、玉ねぎ、ヨーグルト、コリアンダーをかけたもの。ざくろものっていました。Dahiはヨーグルトのこと。

Bhel:
揚げたお米とスパイス、チャツネを混ぜたもの。上にのっているのはSev(春雨)です。

Dahi Wada:
ワダというインドのドーナツの上にヨーグルトをかけてスパイスで味付け、揚げ春雨(Sev)、コリアンダーをのせたもの。この上にもザクロがのっていました。

どれも微妙に味が違っておもしろい。
ヨーグルトがドーナツの生地にしみ込むと甘さと酸味がまざってまた美味しかったです。
ちょこちょこつまみやすいからか、後を引く味。
ふたりだったので、この2皿でちょうどいいお腹のふくれ具合でした。
この後、マサラチャイを飲んで、ごちそうさま!

リトルインディアにある、このお店、Kailash Parbatは、以前に教えてもらい何度か出かけていたのですが、いつもカレーを食べていました。
次回からはチャート(Chaat)を食べに行きます。




 

サルタン・モスク見学〜ラマダーンツアー

  • 2014.07.17 Thursday
  • 22:27
友達に誘われて、サルタン・モスクの見学ツアーに参加しました。シンガポール在住の日本人イスラム教徒の方が日本語でガイドをしてくれました。今回は主にラマダーンをテーマにしたガイドツアーでした。

現在、イスラム教徒の人たちは、ラマダーン(断食月)の最中。ラマダーンの期間中、暁から日没まで断食をします。
イスラム教は月の運行に従った太陰歴を使っているので、ラマダーンの時期は毎年変わります。今年の断食明け(ハリラヤ・プアサ)は7月28日です。

ツアーの前に、ちょっと寄り道。

 モスクの前の道ではラマダーン・フード・フェストが開催されています。



断食の後の食事やお菓子を買い求める人でにぎわっています。お祭りの縁日みたいな感じ。

 イスラム風ピラフ(Nasi Arab)のお店、美味しそう。


カラフルなお菓子が並びます。


ココナッツの餅菓子、クエ(Kueh)を買いました。揚げたクエ。


このお菓子もカラフルだけど…。

さて、ツアーの始まりです。


モスクの外には必ず沐浴する場所があります。
礼拝の前に、まず身を清めます(ウドゥという)。
決められた順番で手、足、顔、頭を清めるそうです。
男性と女性の沐浴場は別です。


女性の方は外からは見えないようになっています。


お祈りの場所。イスラム教は偶像崇拝をしないので、中央のくぼみ(ミフラーブ)で礼拝の方向(メッカの方向)が示されているだけです。
ここで最大5000人礼拝が可能とのこと。


電光掲示板に表示されているのは、日の出の10分前(断食準備を知らせる)、日の出、日の入り、そのほかの礼拝の時間(シンガポール時間)。何度か来ているのですが、今日初めて知りました。


コーラン。勿論アラビア語で書かれています。

礼拝は1日5回。コーランの重要な一説を唱えます。唱える回数は礼拝によって違うそうですが、礼拝の時間は5分程度。
夜明け前の礼拝(ファジュル(スブウ))太陽の光で東の地平線が白くなり始めるころから、太陽が昇るまで。
お昼の礼拝(ズフル)太陽が南中して少し傾いたときから始まる。
午後の礼拝(アスル)物の長さよりもその影が長くなった時。
日の入りの礼拝(マグリブ)太陽が沈んで、西の空が明るくなった時。
夜の礼拝(イシャー)沈んだ太陽の赤い光が見えなくなった時。


モスクの屋上に初めて上りました。
近くの高層ビルが見渡せます。



 金色のドームの下の茶色のラインはビール瓶でできています。ドームが建設された時、お金のない人がビール瓶を喜捨したのだそうです。



 階段の踊り場にはイスラム教の月と星のマーク。

屋上見学の後、イスラム教やラマダーンについて話を聞きました。

 日没と同時にアザーン(お祈りの合図)がスピーカーから流れます。
その声が聞こえたら食事をして良い時間になります。


食事がふるまわれました。


まず、デーツ(なつめやしの実)やフルーツ、おかゆなどを食べて、血糖値をあげてから普段の食事を食べます。

断食月は断食をするだけではなく、良い行いに励む月だそう。
また、病気の人など断食をすると良くない人や断食ができない状況の人は、断食を遅らせたり、免除になったりしますが、貧しい人に施しをしなければなりません。
旅人にも断食の延期が認められていますが、その距離が83km離れているときと決まっていたので面白いなと思いました。これはコーランが書かれた当時、ラクダで旅していた時代のラクダが歩く速さが基準になっているからだそうです。
シンガポールでは断食のできない人は1日1食分を他の人に提供することになっているそうです。提供する金額は主食(お米)の値段が基準だそうで、現在は4.9〜7.0S$を喜捨(ザカート)するとのことでした。

普段は馴染みのないイスラム教の習慣・文化を感じることができた、興味深いツアーでした。


帰りがけ、夜のビクトリアストリートを一撮、モスクの屋根が光ってきれい。
 

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