『備えあれば憂いなし』
- 2011.03.17 Thursday
- 17:37
皆様ご無事でしょうか?おかげさまで私は元気です。
11日の地震時は大船の仲通りで買い物中で、今までにない揺れを感じどうなるんだろうと思いながら、座り込んで静まるのを待ちました。電信柱は折れそうな勢いで、地面は歪んで見えました。
幸い、夫と一緒でしたし、実家にもバスですぐに帰ることができました。
実家は停電していて、ろうそくの灯りの下で夕食を食べました。それでもガスと水道はふつうに使えたのでよかったです。
夜9時に電気がついた時は、皆で思わず喜びの声をあげてしまいました。
タイやラオス暮らしで、ある意味停電には慣れているとはいえ、寒い中でいつ付くかわからない状況はやはり不安でした。
電気の通っていない寒い被災地の方々はきっとまだそういう不安の中で過ごされているんだろうと思うとほんとに心が痛いです。
次の日にもどった自分の家は、不思議なくらいもとのままで、多少のものが床に落ちている程度でした。
さて、地震からほぼ1週間がたち、計画停電などで多少はばたばたしている東京。
でも、日常生活は普通にできます。周辺の流通もそんなに滞ってはいないはず。
それなのにスーパーに行ったら、かなりの棚が空。入荷予定が未定のものもかなりありました。
買占めとは言わないまでも、少なくともいつもより多めに買っている人が多いのではないかなと思います。
夫がアフリカに持っていきたいというので、「ひじき」を探したのですが、それも売り切れ。海産物はしばらく入ってこないから買っておこうと思った人が多いのかな・・・・。
スーパーでたくさんの買い物をする人を見て、思ったことがあります。
都会生活の中、最近は備えの意識が低くなっていたのではないかということです。
実家のラジオも肝心の電池がなくて使えなかったし。
実際、地震のあとでは電池と懐中電灯がすぐに売り切れになっていました。
コンビにはすぐ近くにあるし、スーパーも多いから買い置きしない人が増えていたような・・・。「断捨離」ブームもあって、食糧や日用雑貨までつい「断捨離」していた人も多かったのでは・・・。
確かに、日本は世界で一番と言えるほどの物流が整った国です。宅配便や通信販売のサービスもすごい。でも、そういったサービスは国全体が滞りなく動いている状況ではじめてなされること。今回のように大きな自然災害が起こると流通が滞るのは必死。
TVなどを見た人たちが流通の危機を感じたから、やみくもな買い走りがおきたのかなと。
こういうパニックを防ぐには、各自が1週間分くらいの備蓄食糧や日用品をちょっと余分に持っていたらいいんじゃないかな・・・。国や自治体に任せないで、自分で自分の身を守るすべをちょっとは考えておくべき。
かく言う私も、買い置き好きにもかかわらず、食べ物はともかく(笑)、日用品はタイにいるときほどは買い置きしなくなっていました。タイでは少なくとも懐中電灯とラジオはいつも使える状態にしてあったし、有事に備えて、必要なものは買い置きしていました。
それに、いつでも欲しいものが手に入るわけではないから見つけたときに買っておいたり、なかったら他のもので代用しようという気持ちもあったので、余裕もありました。
でも、東京のような便利な街に暮らしていると、普段あるものがまわりに無くなることに対する不安は逆に増える気がします。
だから、これを機に便利な地域に住む人にあえて提案。
『備えあれば憂いなし』で、「備え」を少し作りませんか?
今回、パニックに陥って、いらないものまでついつい買いすぎたなあと思った方はそれをうまく備蓄しましょう。各自に備蓄があれば、いざというときにそれを被災地に回すことだってできるかもしれないし。
但し、いまはまだ混乱しているから、やみくもな買い方は控えましょう!(笑)
今日は、柴又帝釈天にお参りしてきましたが、がらがらでさびしいかんじ。
早く、町が動くようになると良いな・・・。
☆災害関連情報リンク集
http://www.e-gov.go.jp/link/disaster.html
☆ツイッター地震情報
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