御座船行列のドレスリハーサルを見に行く。

  • 2006.06.09 Friday
  • 23:08
国王陛下の在位60周年記念に行われる御座船行列のドレス・リハーサルを見に行きました。この企画は海軍が主催しています。
観覧場所は大きな船の上に作られた座席。3時ごろに乗船しました。
入り口のチェックが厳しかったです。一人一人きちんと入場券を確認。入場券は立派なカードで、おまけにCD(APECの際に行われた御座船行列の様子が収められています。)がついていました。

船の中は黄色い服を着た人たちでいっぱいです。黄色は月曜日生まれの王様の色なので、祝福の気持ちを表すために身に着けています。普段絶対黄色は着ないだろうという雰囲気の人もにこにこと黄色を身につけているのがいい感じ。


ブッフェスタイルの食事が出ました。タイ料理を中心としたメニューは豊富でなかなか美味しかったです。
ただ、乗船している人の数が多すぎてずっと立ちっぱなしだったのは疲れました。

5時前に船の上に作られた観覧席に移動。かなりの席数でびっくりです。
舟歌が聞こえてきて、待つことしばし。
ようやく船が見えてきました。
最初はモーターボートの警備艇。


その後に歴史的な船の一団が姿を現しました。一隻ごとに名前がついていますが、たくさんすぎて確認するのが一苦労。


船の一番前にいるのは信号係。進行方向を指示します。


その後ろにこぎ手。こぐタイミングがみごとにそろっていてさすが。


船尾係は二人です。


20隻くらいの様々な役目をする船が続いた後、王様の御座船が姿を見せます。船団の中心となる王様の御座船は4隻。この4隻には歌手や国王陛下の傘をお持ちする役の船員なども乗っています。

まず、アナンタナーカラート。船首はナーガ。ラーマ6世時代に造られました。ナーガはお釈迦様を守っています。


2隻目は、スパンナホン。船首はホン(黄金の白鳥)。ラーマ4世時代に造られました。
金色のスマートな船体にガラスの装飾がみごとです。


3隻目はナライ・ソンスバン。現在の国王(ラーマ9世)の在位50周年記念に造られました。船首はガルーダにまたがるヒンズーの神様ナラヤナです。


そして最後は、アネクチャートプチョン。ラーマ5世時代に造船。細かい蛇柄が施されているそうです。


この後に再び護衛の役割をする船が続きます。


船は全部で52隻、こぎ手は2082人。船員の色とりどりの豪華な服装ももちろんですが、メジャーフ・フォーメーションと呼ばれる長さ1200m、幅90m、横五列の隊列を組んで、船が川を行く様は壮観の一言でした。


船が行った後、一旦船内にもどり、デザートを楽しみました。
アトラクションはまだ終わっていないよう。
暗くなり始めた6時30分すぎ、再び席に。
今日はリハーサルなので船を船庫まで戻す様子も見られました。

ワットアルンも綺麗に浮かび上がってきました。


真っ暗になってから王様をお祝いするキャンドルサービスのリハーサル。タクシン首相自身が演説する声が聞こえてきてびっくりでした。川面にもキャンドルがたくさん。


その後、噴水ショーのリハーサル。色がとってもカラフルでした。


最後に花火が打ち上げられ、リハーサル終了。
終わったあと、川面に浮いたキャンドルを船で消して回っていたのが面白かったです。
このあとツアーのバスで帰ったのですがどこもすごい渋滞で、家に帰りついたのは11時ちかくになりました。
ただ、この日はお正月みたいな人手で、黄色い服を着た人がたくさん歩いていたので全然怖くなく、無事帰ることができました。

タイの人々が王様の即位60周年を心からお祝いしている気持ちを感じることができたし、なかなか見られない御座船が川を行く姿を近くで眺めることができて、とっても嬉しかったです。

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