アユタヤ探訪

  • 2004.06.29 Tuesday
  • 17:13
日本から従兄弟が遊びに来たので、久しぶりにアユタヤに出かけた。
ライトバン一日貸し切って、行きたいところへぶらり。
朝8時、家を出発。まず、象に乗りにいく。
アユタヤで象に乗れる場所は2箇所あるのだが、今回は遺跡の周りを回れたり、ちょっとだけ川に入ったりできるAyutthaya Elephant Village を選んだ。30分、象乗りを楽しむ。乗った後は象にバナナをあげる。バナナ一房じゃ足りないだろうなあと思いながら・・・。象さんごめんなさい。



象に乗った後はいよいよ遺跡めぐり。アユタヤ時代のお寺はほとんどが攻めてきたビルマ軍に破壊されている。仏像なども首から上がほとんど切り落とされて残っていない状態。それでも、スケールの大きい遺跡群には何時見ても感動。

ワット・マハタート
木の根に取り込まれてしまった仏像の頭があることで有名なお寺。
切られて、地面に落ちた仏像の首の部分に自然に木の根っこが絡んでこうなった。
仏像なので、写真を撮るときにはかがんで取らなければならない。仏像より自分の頭が上に来るのは凄い失礼なことだから。遺跡の仏塔の傾き加減に歴史を感じる。




ワット・プラ・シー・サンペット
アユタヤの3人の王様が眠る守護寺院。3つの仏塔の大きさはスケール十分。現在建っているのは15世紀に立てられたもの。それぞれの仏塔の中には王様の遺骨が納められている。



ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット

タイ最大の青銅仏のひとつで高さ17メートルある。ちょうどお掃除中。お兄さん方ご苦労様。



ワット・ヤイ・チャイモンコン
外の涅槃象はそんなに大きくはないが、顔が微笑ましくて個人的に大好きな仏像。眺めているとこっちも笑ってしまうようなおおらかさを感じませんか?
境内の中央の仏塔は高さ62m、中はこうもりの家と化している。




ワット・パナン・チューン
高さ19mの黄金の座仏像は本当に神々しい顔をしている。しばらくボーっと眺めてしまった程。
また、このお寺には中国から連れてこられたという伝説上の姫の祠もあり、女神として中国系タイ人に信仰されている。女性がこの祠で祈ると素敵な相手が見つかるそうです。
寺の外は川岸。川魚がたくさんいて、えさのパンを上げるとさらに気持ち悪いくらい魚がやってきた。一斤のパンはあっという間にお魚たちのお腹の中に。



私たちのお昼ご飯は、川岸のレストランでタイ料理。
ナスのタイ風サラダ、タイ風春巻き、鯰のレッドカレーに白いタイご飯。お腹一杯。

ワット・チャイ・ワッタラナム
最後に、アユタヤで一番私が気に入っているお寺を訪問。
川岸に建つクメール様式の遺跡。1767年にビルマ軍に破壊されてしまったが、その後修復された。訪れたのは午後の2時。くらくらする位強い太陽が照りつける中、頑張って塔の上に上った。眺めはいいけれど、降りるのは恐怖。翌朝、腿は筋肉痛に。それでもやっぱりここは最高。
以前から好きだったのだけれど、今回またどうしても来たかった理由がもうひとつ。
6月で終わってしまったけれど日本の某TV局で放映された「ホーム・ドラマ!」のロケ地に使われた場所だから。大ファンのT君が演技をした場所に行きたいなあと思っていました。前回は怖くて塔には登らなかったのだけれど、そういうわけで今回は頑張った。
この遺跡は、何処を撮っても絵になる場所。撮影スタッフはアングル探しに困ったことでしょう。T君もフィルムがなくなるくらい写真を取りまくっていたという話。
ここは一般にツアーで訪問するお寺ではないので訪れる人も少なく、遺跡のスケールを感じるには最高の場所です。




午後3時過ぎアユタヤを満喫し、一路バンコクへ。午後5時頃、家に到着。
アユタヤの歴史・文化を肌で感じ、充実した一日でした。

ピーターコーン祭り

  • 2004.06.20 Sunday
  • 15:45
6月19日・20日、北部のルーイ県のダンサイという町で行われた「ピー・ター・コーン」祭り(お化けのお祭り)を見に行ってきました。このお祭りはここでしか行われない、ユニークなものです。

お祭りの由来は、大きく二つあるようです。
ひとつは、お釈迦様の話から来るという説。諸説ありますが、お釈迦様は、お釈迦様になるまでに10回生まれ変わっているのですが、9回目の生まれ変わりが「ポー・ウェートサンドーン」という、とある国の王子でした。その王子は周りの人が困っているのを見ると自分の物をすべて与えてしまうとても優しい人でした。父である王様は白い象を持っていましたが、その象は特別な象で、その象さえいればその国は常に平和なのでした。あるとき、王子がその白い象に乗って近くの国を訪れると、その国では雨が降らずみんなが困っていました。その国の人が王子に象をくださいと頼むと、優しい王子はいつものように象をあげてしまいました。父である王様は怒って、王子を山に追い出しました。
追い出されて暮らした山の生活で、優しい王子は動物たちやおばけと仲良くなります。そして、何年か経って漸く王の許しが出て王子が国に帰ることになったとき、いろいろなお供を連れて帰ったのです。その中にお化けも入っていました。そのとき、ついてきたおばけのようすがお祭りになったということです。
「ピー」はタイ語でおばけ、「タック」はついてくる、「コン」は人の意味です。その「ピー・タック・コン」(人についてきたお化け)がなまって「ピー・ター・コーン」となりました。
また、「ター」は目、「コーン」は毛なので、現在の仮面の目には長いまつげがついているという話もあります。
もうひとつは、雨期が始まるこの時期に雨がたくさん降ることをお願いする儀式であるという説です。五穀豊穣を祈願する雨乞いの祭りです。

由来の説明はこのくらいにして、お祭りの様子をお伝えします。




わたしが見たのは、朝10時から行われたパレード。
町の人たちがグループに分かれ、市役所からお寺までの道のりを各々自分で作ったお化けの仮面をつけて踊りながら行進していきます。お化けの仮面をつけた人たちだけでなく、綺麗な民族衣装を着けた娘さんたち、豊作を願う村人の格好をした人たち、水牛の張りぼてをつけた人、蚕の入ったざるを持った人などもいました。それに、ちょっとアルコールが入って気分よく参加したような方々もパレードを盛り上げていました。



パレードの両側は、見物の人でいっぱい。町の人たちがつけている仮面は一つ一つ違ってとても面白い。なかには、とても芸術的な作品に仕上がっているものもありました。
仮面の材料は上の部分がもち米を炊くとき使うざるで、下の部分はココナッツの木です。
元の形をうまく利用して作っています。
目の前を通り過ぎるカラフルな仮面とユニークな踊りを眺めているうちに時間はあっという間にすぎていきました。始まったころはちょっと雲行きが怪しく、心配だったのですがだんだん晴れてきたのでよかったです。
外国人を含めて、観光客もかなり来ていたけど、お祭り自体は町の人の素朴なお祭りという感じでした。パレードをする子供を嬉しそうに眺めるカメラ片手の家族の人たちなどもいて微笑ましかったです。
一眼レフカメラがあんなに集まっているのを見たのは初めてでしたが。

北部のルーイ県に行ってきた。

  • 2004.06.19 Saturday
  • 15:25
6月19日(土)

昼過ぎTG150便にてピサヌロークへ、
到着後一路、ルーイ県にあるプーパーナムリゾートホテルに車で移動。
夕方5時ごろホテル着。
ホテルの入り口には大きなトーテムポール。ピー・ター・コーンの仮面をかたどったもの。


部屋の窓は大きな出窓みたいになっていて山の景色が見渡せた。
スパでちょっとのんびり。暖かいお湯にゆっくりつかるのは久しぶりだったので気持ちがよかった。



庭では、いろんな鳥が飼われていた。大きい鳥がほんとに近くまで来るので結構怖かった。くちばしが凄く大きい黒い鳥。他には白鳥の親子、黒鳥、孔雀などもいた。
このホテルは他にも農園を持っていて、野菜も取れる。




夕食はホテルのレストランで。
大根とスペアリブのスープ、しいたけのヤム(タイ風サラダ)、ピーマンと豚肉の炒め物それに豆のデザートの4品を注文。
素材が新鮮でとてもおいしかった。


特に”しいたけサラダ”は絶品。久しぶりに新鮮なキノコの味を楽しめて大満足。






夜は早めに就寝。必需品のベープマットを忘れてきたのだが、心配していた蚊もいなくてゆっくり寝ることが出来た。

6月20日(日)

9時過ぎにホテルを出る。
ホテルで採れたてのしいたけを購入。(昨日の晩、てんぷらにしたら最高の味でした。500g買ったのでしばらく楽しめそう。今日は何の料理で楽しもうかな。)
ホテルから、お祭りの会場ダンサイという町まで車で15分くらい。
お祭りの様子は別記事にて。

12時過ぎ、祭り会場をあとにする。途中、クイッティオ(タイ風ラーメン)で軽い昼食。
そのあと、ルーイ県のワット・ネラミット・パッサナー、ワット・プラタート・シーソーン・ラックという二つのお寺に行く。ワット・プラタートは、3番目の王女様のお寺。綺麗な庭園が印象的だった。


一路ピサヌロークへ、
ピサヌロークでは、ワット・ヤイ(ワット・プラー・シー・ラタナー・マハタート)寺に参る。タイで一番美しいと言われている仏像は、残念ながら修復中で漆の黒い色をしていた。
それでも端正な顔つきの仏像は十分美しい。
お参りをする。タイでは、蓮の花、線香、金箔がお参りの三点セット。
蓮の花、線香を供げ、仏像に金箔を貼る。蓮の花はつぼみが固いものが良い。願ったことが花が開いたときに叶うようにとの意味が込められているから。金箔は、自分の体で良くしたい部分、治したい部分、心配な部分に貼る。誰ですか?頭に貼ったのは。


お寺の外のお店で、名物のバナナチップスを購入。2日後の今日、すでに半分食べてしまった。相変わらず、バナナチップスの誘惑に屈し続けている。でも、今回のは特に美味。

夕食は「空とぶ野菜炒め」の店にて。
名物の「パックブン・ファイデーン(空芯菜炒め)」を注文。
外の厨房で一気に炒め、それを少し離れた舞台の上にいるお兄さんに投げるとお兄さんがお皿でキャッチ!少しあがったのか一回目は失敗したが、二回目は見事成功。炒めた野菜が空を舞っているのは不思議な感じだった。


20:10発TG169便にてバンコクへ。

お祭りと山の恵みを堪能した週末、タイでも日本でも自然の近くに行くとやはり落ち着く。今回、印象に残ったのはのんびりした顔の町の人々。バンコクっ子とはちょっとちがうかな。たくさんの観光客が来ていても、変わらずに祭りがそこに暮らす人のものであることに安心した。皆、色とりどりの衣装と仮面をつけて、思う存分楽しんでいる感じだった。

アイドルからアーティストに進化中の彼に注目!

  • 2004.06.09 Wednesday
  • 11:53
今日は私がファンをしている(某人気アイドルデュオの片方)○クンのセカンド・ソロシングルCD発売の日です。でも、タイにいる私の手元にそのCDがやってくるのは来週になるかなあ・・・。到着が待ちどうしい今日この頃です。

こんなことを書くと、「なんで今更、アイドルのファンをしているわけ?」とあちこちから声が聞こえてきそうですが・・・。今、放映中のドラマの主題歌になっている「ORIGINAL COLOR」を含め、ソロCDの曲はすべて彼自身の作詞作曲によるものなのです。だから、私の中では「歌を歌っている」彼はすでにアイドルではなくてアーティストです。
ファンになったきっかけは、彼がアイドルだったからかもしれないけれど、むしろ今、私を夢中にさせているのは彼の才能。アーティストとしての活動だけでなく、役柄のキャラクターを作りこんだうえでの俳優としての演技、「伊○院静」さんとの共著の中で表現された独特な絵、デュオとしての音楽トーク番組で見せる突込みの鋭さ。そんな中にすごく豊かな感性を感じるのは、わたしが彼のファンにすぎないからなんでしょうか・・・。

時々思います。
『アイドルという肩書きは、○クンがアーティストとしてソロ活動をする上で、デメリットになっているのかもしれないな。勿論、歌を出せばファンは皆、CDを買うからチャート1位になるだろうし、コンサートをすれば、会場はファンでいっぱいになるだろう。でも、○クンの歌を聞く前に、『○○の歌?どうせアイドルの歌だろう?』と拒否しちゃう人も大勢でてくる。○クンはソロのときは真のアーティストでいたいんじゃないかなあ。年代、性別問わず、いろいろな人に自分の音楽を聞いてもらいたいなと思っているんじゃあないかなあ。ジャ○ーズ事務所に居る限り、アイドルの利点、悪いところは彼なりに納得して活動しているのかもしれないけれど、ことソロで歌を歌うことに関してはもしかしてアイドルの状態つらく思ってないかなあ・・・。』

まだまだ発展途上だけど、「ひとりのアーティストとして歌を歌っていくこと」、彼にはその才能が十分あると思うのです。だから今日のCD発売で、男女問わず幅広い年代層の方たちがもっと彼の歌を支持してくれるようになったら嬉しいなあと思います。

「剛クン、アーティストとしての夏のソロコンサート楽しみにしているからね!」

マンゴスチンボティーソープ

  • 2004.06.03 Thursday
  • 20:10
友達に薦められて買ってみたマンゴスチンのボティーソープ。
パッケージは地味だし、色も茶色でちょっと汚らしいけど、匂いは自然な感じ。
使い始めて一週間、なんか肌がしっとりしてきた。湿気の多いバンコクだけど、ずっと半そでか袖なし姿でいるので、ひじが意外とかさかさしていたのだがつるつるになってきている。マンゴスチンにはさらにしみやそばかすを減らす効果があるらしい。そっちの効果はまだよくわからない。もっとも、わたしは色黒なので実験台としては向かないと思う。
使ってみて良かったから、この間友達に薦めようと思って一緒に売り場に行ったらすでに売り切れだった。ヤッパリ人気があるのかなあ。日本でもマンゴスチン石鹸がブームらしい。
自然のものだから安心して使えるという意識があるのかもしれない。
良いものは使い続けることが肝心だから、売り場をこまめにチェックして、あるときに買ってストックしておこう。

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< June 2004 >>

SHAMANIPPON

東日本大震災クリック募金

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM