品を持って生きる〜『美我空ービガクーmy beautiful sky TOUR』 at Akasaka BLITZ

  • 2009.04.25 Saturday
  • 23:08
4月21日に赤坂BLITZで行われた、剛紫さんのライブに行って来ました。
昨年までとはうって変わったモノクロの世界に最初はちょっと戸惑いましたが、紡ぎだされる音や歌声に透明感が増していて、新しくて素敵な世界観を見せてくれました。
以降はライブの内容について書きますので、まだ知りたくない方はご遠慮ください。
=セットリストとMC覚書=

19:00すぎ、開演。

「美我空」
「TALK TO MYSELF」
「愛詩雨」

この複雑な世の中
奈良人としての自分が原点
平城京跡の空 芸能界に入る前から、つらいこと悲しいことをその空にあずけてきた
30歳目前になったとき、又その空の下に行ったら今までと違って変われなかった自分、そのままの自分をこれから出して行こうと思った
気分は、決してどんよりとはしていない
失くしてきた本当の自分を愛そうと思った 確かな未来その場所で今の自分を始める

1日1日空を眺めて胸を空にして
目の前にあるものや目に入って来るものだけを信じて生きないで
世界を目指すのであれば、日本人、奈良人としての誇りをもって

「素敵な詩 孤独な詩」
「雨の弓〜Ameno-yumi」
「ku」
「NIPPON」
「叶え Key」

紫は大好きなFUNK 日本の色 
赤と青が混ざった色 赤は愛、青はつらいことや傷

FUNKを奏でて雨が振るってFUNKだな
そして虹がかかればいいな

自らの我の空を頭上に掲げて美しい私たちの空をつくったら、それに対して、どのように社会は影響を受けるのか
心の空を探す旅に出ましょう

ずるがしこく生きていて本当の愛を生きれるのか
(自分のような立場の人間は)
100%本当の自分というものは一生伝えることは出来ないかなあと思っている

今は、月1回くらいしか外に出ない
それは、たくさんの人と人生の中で知り合いたいとは思っていないから

コンサートのような場面に自然と集まる、その自然な感じが好き
自分にとっての十分を分かっているから、それで十分 多くを求めると品が無くなる
今の日本は不安 価値観が多すぎて、迷って何処に進めばいいのかわからなくなる
自分の生き方が情報によって揺れてしまう

空 そら、から、スペース から想像力が生まれる

花を買うようにして、愛情を注いでいる
一度きりの人生
人前に立たせてもらうことの役目ーメッセージを伝える重要性

自分は何がしたいのか考えてから進まないと
自分の心の中にスペースをあける
時代に対してのラブソングを、自分の身の回りだけでなく、時代のラブソングを投げることを、みんなで一緒にできたら、時代も微笑むのではないか

時代に捧げるラブソング
「綴る」
「歴史」

音楽をやっていて良かったと思った曲
一発取りした曲
Raindrop Funky

FUNKAFULL FUNKAFULL
Purple Stage

愛を超えてはいけないのかな・・・

芸能界に入る前の自分でここに立っている
自分のリアルは奈良
雅楽の中に日本人としての記憶がある
(雅楽の音は)くすぐられる音 音楽とはそういうものである

空は繋がっている
60歳になったらこんなことを思うのかなと想像して作った歌

空は世界とも繋がっている
大切な 大切な 自分 誰か 今、過去 浮かべてみた

年を重ねると行き場を失う
(年を重ねた世代が)一緒に楽しめたり、考えたりできることが この時代に増えていけばいいのになあ

encore
「空〜美しい我の空」

 セッション

  22:00すぎ終了。


「品を持って生きる」

『品』、 剛君の口からこの言葉を聞くのは初めてでしたが、ついに発してくれたなと、とても嬉しく思いました。というのも、このことばは彼の作品に触れるたびに常にどこかに感じていたものだったから。やはり、彼の頭の中にはこの言葉があったのだなあ、だからいつも透明感を感じたのだなあ、と。
『多くを求めると品が無くなる。』その一言に大きくうなづきながらも、日々の生活の中でついつい多くのことを求めすぎてしまって飽和状態にいる自分がいることを改めて認識させられました。『品』を持ち続けるには、自分をよく知って、そしてどういう人間でありたいか常にきちんと見極めていないといけない。きっと彼は日々そういうことを怠っていないんだろうな・・・。だから、一人一人が「いろんなことに惑わされずにほどほどに分相応に暮らす。」そうしたら社会も変化するかも知れない、そんなことを言いたくて『品』という言葉をあえて口に出してくれたのかなと思いました。

そして、昨年久し振りに日本での生活を再開したときに、私が感じたことと同じようなことを今の剛君は感じてくれていました。それは、情報が氾濫し、価値観が多様化している、そのためにおそらくかなりの日本人がやり場の無い不安を持ちながら日々暮らしているということ。
価値観が多様化しても、その様々な価値観をすべて受け入れてくれる社会ならいいのですが、そういう社会になりきれていない今の日本。強い感性を持った彼はそんな閉塞感を人一倍きっと感じていて、それをアーティスト活動を通して打開すべく、いろいろもがいてくれているのかなと感じました。
ずっと昔、彼の好きな奈良という場で花開いた天平文化は、唐を中心とした海の向こうから積極的にいろいろなものを取り入れ、それを日本というフィルターに通して新しく作りあげ、できあがった文化です。そこには日本人としての(今までのものを大切にするという)品とともに自由で柔軟な思想がありました。そういう意味で今の日本人が参考にする部分がきっとたくさんあると思います。
だから、奈良に生まれ育った彼が今、この時期に奈良をアピールする意味はとても大きい、そう感じずにはいられません。
今回のライブツアーははじまったばかり。
彼の『品』が、あちこちに波及して何かがどこかが変わったらいいな・・・。
あらためて、私も、この言葉を常に頭のどこかにおいて動いてみよう。

コメント
bonyarhitistujiさんらしい、味わい深くて深い洞察のある文章ですね!
こういうの、読みたかったんです(笑)
ありがとう。
彼の音楽とか発信してくれるものは、どちらかと言えば右脳に直結して響くんですけど、あとからじわじわきて、左脳でおもいきり分析してみたくなったりします。
うまく書けそうだったら、トラックバックさせていただいてもいいかしら!?
特に最近わたしも「品」というキーワードがとっても気になっていたので、文章にまとめてみたくなりました。
  • レイン
  • 2009/04/27 2:08 PM
>レインさん
書き込みありがとうございます。まだまだ書ききれていない記事ですが、ライブとオンタイムで書き上げたくて頑張ってみました。(笑)
私も彼の音楽や絵や書、写真など出来上がってくる作品と対峙する時には100%右脳で味わいたいというのがあるのですが、詩や話し言葉、文章などはついつい分析してみたくなってしまいます。どこかに哲学的な匂いを感じるからかもしれません。そうして分析してからまた彼の音楽を聴くとまた新たな発見があったりもします。もしかして彼はこういうふうに分析されるの望んでないかも知れないなと思いながらも、だから、やめられなくて・・・剛くん、ごめんなさいです。(苦笑)
  • bonyarihitsuji
  • 2009/04/27 10:59 PM
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