茶作り台湾旅行〜2日目:新竹県・宝山茶作り

  • 2007.06.25 Monday
  • 21:21
茶作り工程を紹介するまえに、「東方美人茶」についての説明を少し。

東方美人茶は台湾四大銘茶のひとつ。別名は、香檳烏龍、白毫烏龍、膨風茶。発酵度50〜60%(以前は60〜70%)の重発酵の青茶(ウーロン茶)です。紅茶に近い味わいで、蜜のような甘みと香りがあります。

東方美人茶の原産地は台湾、新竹市から苗栗市にかけてで、私たちがお世話になった茶農園がある宝山もその地域にあります。標高の高い山地ではありません。茶摘みの時期は、春茶(一番茶)のあと、夏茶までのあいだ。つまり、二番茶です。旧暦の端午節(6月中旬から後半。今年はは6月11日でした)の前後10日間に小緑葉蝉(ウンカ)という小さい虫が葉の汁を吸って、葉が栄養不良をおこすことによって、新芽が白く保たれ、葉の甘みが増して風味高い特別なお茶となります。
私たちが出かけたのは6月24日でしたので販売用の茶摘みはすでに終了していましたが、特別に、私たちの体験用に一部摘まないでとっておいてくれていました。
そのため、葉っぱはちょっと大きめです。

では、茶作りの様子をお伝えします。

まずは、茶摘み。朝10時過ぎから1時間くらいかかりました。


一芯二葉または三葉(新芽とその下の二枚(または3枚)の葉)を摘みます。


摘んだ茶葉をひとつにまとめて重さを量ります。


それを3人分にわけました。
一人分を5つのザルに均等に分けて、
広げ、日に当てて、お茶の葉の水分を蒸散させます。(日光萎凋)
12時から19時ごろまで。


日が暮れたので、室内に移動して、さらに水分を蒸散。
風がなかったので扇風機を使いました。(室内萎凋)


この後は1時間おきに取り出して、攪拌(茶葉の上と下をひっくりかえす)。ザルは3つに。茶葉を傷つけないように優しく手にとり、軽くひっくり返します。攪拌したあとは1時間くらい休み、また次の攪拌をします。
回数はそのときの天候や茶葉の状態によっても、茶園によっても違う職人仕事なので詳しくは書きませんが、この繰り返しが1:00頃までかかりました。最後の攪拌のとき、ザルはひとつに。

2:25 発酵・静置。
茶葉をザルの真ん中に小山のように集め、


布で覆い包み、


さらにザルをかぶせて2時間置きました。


4:30 殺青 170〜200度で3分炒ります。(機械作業)





つづいてすぐに揉捻。
茶葉を布で包み、揉捻機にかけます。


茶葉を良くほぐします。


ほぐしたら、茶葉を団子状にまとめて、上をきつくしばり、


揉捻機にかけます。


そのあと手で揉みます。


そして、固まった茶葉を再びほぐし、布で団子状にまとめて手で揉んで、


揉捻機へ。この作業を何回か行いました。

5:30 乾燥。乾燥機に入れます。


茶葉を良くばらしてザルにあけ、手でお茶葉を振り巻く感じで、少しずつ乾燥機に均等に置いていきます。2回かけました。


6:30 乾燥機から茶葉が出てきて、完成です。


先生の作ったお茶葉を飲んでみました。
品茶の飲み方。ちょっと青かったのですが、甘さと香りは十分でした。
2〜3ヶ月位おいておくとまろやかになるとのこと。楽しみです。



昔ながらの伝統的な製法を体験させていただいたので一昼夜がかり大変でしたが、とても貴重な体験でした。無事お茶が出来上がってとても嬉しかったです。

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